ソルベルグ、2013年シーズンのWRC参戦を断念!
とうとうこの残念なお知らせをする日が来てしまいました。
2003年のワールドチャンピオン、ペター・ソルベルグ(Petter Solberg)が、2013年シーズンのWRC参戦を断念しました。
「WRCでの15年間で僕が経験してきたことに幸福と大きな感謝を感じているよ」
「ここしばらくはただ本当に悲しい。まあ、あと何年か運転が大好きでいられるつもりだったけど、来年の僕のWRCの予定はないんだってことをはっきり理解したよ。僕は無給で運転してもいいと言った。でもそのポイントは、僕が運転するためにお金を払わないということなんだ。WRC車輛に乗った僕を二度と見られないとは言わない。でも、さしあたってそれがベストだと思う」
「僕はまだ何年もトップで戦うのに十分な状態だとわかっている。でも2013年のM-Sportの難しい台所事情も十分理解しているから、この先チームが一番よくなることを願うよ」
以下はファンに向けてのコメントです。
「このスポーツは僕に本当にたくさんのことを与えてくれた。でも僕は、いかなる時も僕を支えてくれたすべてのファンに特別な感謝を捧げたい。彼らは僕がすることについてとてもすばらしい感覚を与えてくれたし、僕がなぜそれをするのかという大きな理由でもあった。僕はみんながすべてを理解してくれると思っているし、僕の新しい冒険を追い続けてくれると期待しているよ。これに値する何かをもたらすことを約束する。読んでの通り、チームと僕は忙しく働いている。どんなプランなのかみんなに知らせるのを待てないよ」
何か別の新しいことをやってくれるってことですよね。でも日本には来てくれないだろうなあ。
余裕たっぷりなローブの勝ち逃げとは対照的なソルベルグの未練たっぷりな引退(とはまだ決まっていませんが)。何だかなあ…。
返す返すも残念なのは、フランスで電柱をなぎ倒してNHKのニュースにまで出たあの一件です。不用意なミスで取れるはずだったポイントを失うというパターンはほかにもありましたが、ああいう走り方をするドライバーに車輛を預けるチームはなかなかないでしょうね。
元同僚のラトバラは、ソルベルグが来年WRCで走らないことを知らなかったようです。
「僕は知らなかった。先日電話で彼と話したときは、もし妥当なWRCプログラムが見つからなかったらラリークロスに転向するって言ってたよ。僕は彼とフォードでいい年を過ごしたけれど、シーズン後半がずいぶん苦しくなってしまったのは気の毒だね」
2012/12/05